私が旅を好きになった理由
旅を仕事にしたい!!そんなことを言ってからしばらく更新できていませんでした。
今回はなぜ私が旅を好きになったのか旅を仕事にしたいと思ったかを書こうと思います。
私は毎年家族旅行としていろんなところに連れて行ってもらいました。
東京・横浜・北海道、東北地方は宮城県から近いこともありよく行ってたので家族旅行には含みませんかね(笑)
あ!言い忘れていたかもしれませんが私の出身は宮城県です。
あの仙台市があるとこです!私は鹿やクマが出るようなところで育ったんですけどね…
話を戻して、私はこの家族旅行が忘れられずそれがきっかけで旅を仕事にしたいと思い始めたんです。
なんていう理由だったら素晴らしいですね(笑)
両親も感動のあまり泣いてしまうかもしれません。
確かにその頃の記憶は今でも覚えています。台風の中、中華街であまりおいしくないラーメンを食べたことや父親が運ばれてきた鉄のプレートでやけどをしたことだったり、くだらないことをたくさん覚えています。
たしかに家族旅行には楽しかった記憶しかありません。しかしこの程度…(この程度は親に申し訳ないですが)ではさすがに大切な新卒カードを捨ててまで旅を仕事に!!なんてことは言いません。
じゃあなんで旅を仕事にしたいんだ!!前置きが長い!関係ない話をするな!と思うでしょうからそろそろ本題に入りたいと思います(笑)
簡単に言えば、神戸で泊まったゲストハウスにいたオランダ人とイギリス人のせいです!
あのオランダ人とイギリス人にさえ会わなければ旅することを好きになったり、「旅を仕事に」なんてことは考えなかったでしょう。
と、言ってもオランダ人やイギリス人から「お前の人生つまんないな」とか言われたわけではありませんよ。そんなこと言われたらむしろ絶対旅行なんてするか!このヒゲは失礼だ!って旅嫌いになってるはずですからね。
まずは、なぜこのゲストハウスに泊まることになったのかからです。この旅自体は何となく始めたものでした。大学の勉強つまんないな~…そうだ旅しよう!と思って出発一日前に計画したものでした。
「計画」といっても最初にどこに行くかを決めただけなんですけどね。最初の行先は広島。使用した交通機関は夜行バス。私の中では1・2番を争うほどの最悪な移動となりました(笑)もう一つの最悪な移動は、また今度ゆっくりと話します。
そして時は流れ神戸に着きます。(この間の旅程は長くなるのでここもまた別に書きます!)まあ、広島から神戸までは2日ぐらいです。
ここであのオランダ人とイギリス人に遭遇するのです。ゲストハウスなので四人相部屋の二段ベッド、私の向かい側の下段で縮こまっていました。彼、182㎝ぐらいの大男なんです。でもこの身長オランダだと平均以下なんですよね。イギリス人はこの翌日にゲストハウスへやってきます。
ちなみにオランダ人の平均は女性171㎝・男性184㎝らしいですよ。でかすぎです!
そんな大男にとりあえず英語で「ハ~イ」と挨拶をしてベッド上段に登り、その場からどこから来たのなどという簡単な挨拶を終え荷物の整理をしていたら、「ご飯食べた?」と言われたので「まだだよ」と答え一緒にご飯を食べに行くことに。
近所の居酒屋に入り、ここで初めて相手の名前を聞いてないことに気づき「ホアッチャネ~~ム」などと日本語丸出し英語で聞いてみたら「Be#'%)$"&**」とか言っていました。「は??何て??」ほんとに何を言ってるかわからないんです(笑)名前すら聞き取れないオランダ語…恐るべし。ここでは彼をダッチマンとしましょう(笑)
これも豆知識ですが、オランダ人は英語が簡単に話せるそうです。大抵のオランダ人はバイリンガルで彼に限っては3か国語喋れるらしいです。もちろん彼もペラペラなので会話はすべて英語です。
まあ居酒屋ということもありお酒を飲みながら「なんで日本キタの~?とかどれくらいいるの~」という話をしていました。そんな会話をしつつ「何歳??」と聞いたら「28歳!」と言ってたのです。まあその見た目ならそれぐらいかとそこには驚かなかったのですが、ふと「仕事は何してるの?」と気になり。聞いてみると、どうやらライターとして旅をしながらお金を稼いでいるようでした。
この日はそんな生き方もあるのか―ぐらいにしか思いませんでした。
翌日イギリス人が宿にやってきて、私とダッチマンにイギリス人が加わりお好み焼き屋さんへ行きビールを飲みながら話していると、どうやらこのイギリス人、沖縄だったか北海道でお金を稼いでそのお金で旅行をしているらしいです。しかもバイクで!!
は~~二人ともすごい生き方してるなって思うと同時に「こんな生き方でいればなー」と思う自分がいて、自分の中に大学卒業後は会社に入り、お金を稼いで安定した生活を送るという人生以外もあるんだ、と新たな生き方・価値観が生まれました。(価値観というほど大げさではないかもしれないですけど)
この時、私は旅に出ることで自分が知らない世界で生きる人に会えるということを初めて知りました。この出会いが私を旅好きにしたことは間違いありません。
私が旅を好きになった理由は知らない人に会えるからなんです。
しかもその知らない人のせいで自分の将来に対する考え方すら変わってしまうという…
こんな感じで今現在に至るということです。